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Women's Work and Life

Case2

女性初の車両開発の責任者

Lexus International 製品企画本部 主査 家政学部 被服学科 修士了 1989年入社 加古 慈

加古 慈 Chika Kako
Lexus International 主査
家政学部 被服学科 学士了
1989年入社

女性初の総合職として海外勤務を経て、レクサスの開発責任者へ。その時その時の自分のやりたいことにこだわり、想いを持ち続けながら、自分らしいキャリアを実現してきた。

やりたいことを思い続けて、女性初の開発責任者へ。

  • ものづくりをしたいという思いで、女性総合職1期生として入社

    • 大学の専攻は家政学部被服学科。こういうと驚かれる方が多いのですが、大学では界面化学という分野を専攻していました。ファブリックや塗装領域など同じ学科の先輩が活躍されていたこともあり、また、自分自身も身近な分野でモノづくりに関わりたいと思い、トヨタへ入社。ただ、当時は世の中の風潮として女性が長く働くというイメージがありませんでした。私も強いビジョンはありませんでしたが、どうせやるなら自分のやりたいことをしっかりやろうと思った。幸運なことに、私の入社した年度からトヨタでも女性総合職の道が拓かれ、私はその1期生になりました。
      入社後は、材料技術部に配属。制振材料に関する基礎研究や粘着、外装用フィルムの評価や製品開発からスタートして、内装部品に使用する新たな素材の表皮や発泡基材の開発を担当。仕事にも慣れてきた20代終わりの頃でしょうか、友だちや先輩など多くの女性が結婚や子育ての道を選んでいく中で、私も何か新しいことにチャレンジしたいと思い始めました。そんな時、欧州へ海外出張する機会が。新たな道を模索する私には、絶好のチャンスでした。

  • 欧州へ女性初の駐在。“感性品質”の実現へ

    • 1週間ほどの欧州出張でしたが、「私も海外で働きたい」という思いがより強くなりました。しかし、当時は「家族帯同」が駐在の基本で、少なくとも技術部では女性の駐在者は皆無。でもやりたいことははっきり言おうと上司に志願。いろいろと尽力してもらう中で、2002年、欧州R&D拠点へ。駐在の夢が叶いました。
      欧州では、材料技術部の仕事だけでなく、特命として内装の商品力向上に関わる仕事をする機会も得ました。当時は内装の各部品の仕様を点数化して、その総和で内装の出来栄えを評価していました。しかし、いくら総和が高いクルマでも、欧州車で良いと言われるクルマの内装と比較するとどこか違う。そこで、指標見直しというテーマが与えられました。しかし私は指標を見直すよりも、まず、欧州の人がどこに注目して、良し悪しを判断するのかを分析すべきだと考えました。そこで、感性工学を使って統計的な手法で内装の評価をし、トヨタに足りなかった「感性品質」をテーマに、より魅力的な内装を実現するための仕事の進め方を具現化。他部署を巻き込みながら、当時開発中の「Yaris(日本車名Vits)」向けに、欧州人にアピールするための素材や仕様、原価低減など76項目を開発陣へ提案しました。そして駐在最後の仕事として、欧州人のこだわりを実車で示そうということで、“感性品質”の視点からレクサスLSの内装改造に着手。そこには運命のデザイナーとの出会いがありました。
      彼女は当時、他社で働いていたデザイナーでした。私は雑誌で読んだ彼女の内装に対する考え方にとても共感して、いつかどこかで話してみたいと思っていました。前述の内装改造で、一緒に仕事をしたいという思いを説き、プロジェクトメンバーとなってもらったのです。まさか一緒に仕事できるとは思っていませんでしたが、こんな素敵な出会いがあるのも、トヨタという会社だからかも知れません。しかも彼女は、これを機にトヨタに入社。現在はヨーロッパで「感性デザイン」というチームを立ち上げ、今も私の良きアドバイザーであり、欧州から新しい発想の提案で日本に刺激を与えてくれています。

  • 女性初の開発責任者としてレクサスを手掛ける

    • その後私は、日本のレクサスへ異動。チーフエンジニアに付いて車両開発のプロセス全体を学び、女性では初となる開発責任者としてレクサスCT200hのマイナーチェンジを担当しました。
      女性総合職1期生、海外駐在、開発責任者… 振り返ってみれば、その時その時でやりたいことにこだわり、思い続けることで、周りの上司や仲間に支えてもらいながら実現してきました。次に実現したいこと。それは、今以上にお客様がときめきを感じられるようなレクサスを世に出すこと。そのために、自分のアイデアをどんどん仕込んでいきたい。そして、開発に関わる多くの皆さんに楽しく仕事をしてもらいたい。思い続ければ、きっとカタチになる。トヨタには、その風土があると自らの経験からも実感しています。

Career Step
1989 トヨタ入社。女性総合職1期生として材料技術部に配属。
2000 欧州R&D拠点へ海外出張。
2002 欧州R&D拠点へ駐在。
2004 レクサスセンター レクサスブランド企画部へ。
2005 同センター 製品企画へ。
2012 女性初の車両開発責任者へ。

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