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社員の仕事紹介

北条 勝之 電池・FC生技部 第2開発室

北条 勝之

電池・FC生技部 第2開発室
※現在所属:計測技術部 PT計測評価室 駆動・HVグループ グループ長機械工学専攻 学士了 2000年入社


計測技術部時代に音振動の評価を担当し、それが高じてオーディオ製作に没頭。そのほかロードバイクなど趣味も多彩。

出身学科 機械工学専攻 開発フェーズ 生産技術開発 技術分野 HV・FC
  • 次代を担うリチウムイオン電池で、独創の生産技術を追究する

    • 次世代の環境車において、鍵を握る電池やFCに関わる生産技術の開発に携わっています。現在、私が担当するのはHV車に搭載されるリチウムイオン電池の生産技術。トヨタには、“クルマづくりに欠かせない部品は自分たちでつくる”という伝統があります。環境車の電池もまさに同じで、リチウムイオン電池の生産技術内製化に取り組んでいます。トヨタならではの高品質な製品を、速く安くつくる生産技術ノウハウに、さらに自分たちの知恵をプラスして、専門の電池メーカーとは違った独自の生産技術を確立したい。リチウムイオン電池は今後、環境車のコアテクノロジーとして期待される電池。それだけにプレッシャーもありますが、大きな誇りを感じています。

  • 次代の環境車のコアテクノロジーに取り組む

    • 入社して9年間、計測技術部で検査や評価技術の開発を担当した後、電池・FC生技部へ異動しHV車などに搭載される電池の生産技術開発に携わることになりました。電池の製造工程は生産と品質検査が一体となっているので、言ってみれば生産技術と検査技術の両方が開発ターゲットということになりますね。担当するのはリチウムイオン電池。すでに現行のプリウスαに搭載されていますが、私が取り組むのは次世代となるリチウムイオン電池の生産技術です。現在、プリウスをはじめとするHV車にはニッケル水素電池が搭載されています。このニッケル水素に較べて、リチウムイオン電池は出力密度が高く小型・軽量化が可能。私自身は、次代の環境車ではリチウムイオン電池が主流になると考えています。そんなコアテクノロジーの開発ですから、やりがいは大きいですね。

  • コストダウンという至上のテーマにチャレンジ

    • リチウムイオン電池の生産技術において、私が担当するのは活性化と呼ばれる工程。電池に初めて充電をして、電池内の材料表面に被膜などを形成させるプロセスです。開発の目標は、従来と較べてリードタイムを大幅に短縮、さらに製造コストも従来技術の改良で達成できるような5%や10%ではない徹底的な削減です。そのため、独自の生産技術の開発が不可欠となります。HV車をより多くのお客様にご利用いただくためには、性能や品質を向上させることに加えて価格を下げることも重要。その主要部品となるリチウムイオン電池のコストダウンは、至上のテーマなのです。

  • 電圧のある挙動がヒントになった評価技術の開発

    • リチウムイオン電池の製造工程では、生産と品質検査が表裏一体の関係となっています。その品質検査の中でも重要となるのが低温状態での性能品質。もし極寒の地で電池に不具合が発生してエンジンがかからないと、乗車しているお客様はとても困りますよね。従来の低温性能検査は、常温で計測して低温時との相関関係から性能を評価していました。ところが、次世代のリチウムイオン電池では、いっそうの小型・軽量化を実現するため新しい技術・構造が採用されています。その結果、従来の手法では検査が成立しないという問題に直面しました。  いかにコストアップすることなく、新しい検査手法を開発するか? 設計を担当する電池材料技術部、設備導入を担当する計画室のエンジニアたちを巻き込んで、俯瞰的な視野で議論を続けました。さらには試作や実験の部門にも協力してもらい、粘り強く試作・評価を重ねた結果、検査後の電池のある電圧挙動にヒントがあることを発見。そこを突破口にみんなでさらに議論を積み重ね、従来よりもコストダウンできる新しい製造工程を開発することに成功しました。生産技術の私ひとりでは絶対に乗り越えることができない高い壁を、チームワークと現地現物でのチャレンジを融合させることで突破したのです。トヨタならではの問題解決手法の素晴らしさを改めて実感した瞬間でしたね。

  • 後追いではない、オリジナルの生産技術を追究

    • なぜトヨタはこれまで異分野であった電池まで、自分たちで開発し技術を手の内化する必要があるのか? それは、将来のクルマづくりに必須となる技術は自分たちで掴んでいないと、真の革新は成し遂げられないと考えているからです。リチウムイオン電池については、知識も経験も専門の電池メーカーの方が先行しているでしょう。しかし、その後ろを追いかけているだけではつまらない。トヨタがクルマづくりで培ってきた生産技術に自分たちの知恵をプラスして、どこにも真似のできない画期的な電池製造ラインを開発してやろうと意気込んでいます。そもそも、いきなり製造コストを数十%低減しようなんて発想は、トヨタならではですよね。そして、それを実現してしまうところがトヨタのトヨタたる所以なのです。
      自分がワクワクするようなクルマを開発して世の中に送り出したい。これが、私が入社時から抱き続けている夢です。圧倒的な環境性能で地球・社会に貢献できるクルマをつくるというのは、本当にワクワクしますね。将来、子どもと一緒に道を歩いていて、「お父さん、あのクルマ、カッコイイね」「あれが、お父さんたちが発明した電池が載ったクルマだよ」なんて会話ができたら楽しいでしょうね。

column


北条の標準的な1日のスケジュール。生産技術の革新には多くの部署が関わるため、当然ミーティングは多い。これらの合間を縫って、メンバーたちの相談に乗ったりアドバイスを与えるのもチームリーダーである北条の重要な役割だ。


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※先輩社員の所属部署は、2013年取材時のものです。

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