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社員の仕事紹介

益田 亮 上郷工場 第1エンジン製造部 製造技術室

益田 亮

上郷工場 第1エンジン製造部 製造技術室
※現在所属:上郷工場第2エンジン製造部 号口2グループ 主任環境エネルギー工学科専攻 修士了 2004年入社


中国研修では香港や海南島にも旅をした。日常会話はまだまだだが、仕事の中国語はそれなりの自信を得た。

出身学科 環境エネルギー工学科専攻 開発フェーズ 製造・品質管理 技術分野 エンジン・ドライブトレーン
  • 技術力と人間力が求められる、奥深い製造技術の世界

    • 上郷工場でエンジンの製造技術に携わっています。生産技術と製造技術。よく混同されるのですが、生産技術は生産に関わる各設備や工程などの計画・設計を担当するセクション。その生産技術が手配したピースを、安全に品質よく安く生産するために、どのように配置して使用していくかを決めるのが製造技術です。つまり、生産体系全体を把握し、最適な生産ラインを追究するのが私たちの役割なのです。設備ばかりでなく、人の作業までも考え、さらには10年先に起こりうる補修までをも見越して計画することが求められます。海外での仕事も多く、私は中国やオーストラリアの生産ラインにも携わっています。海外では技術力ばかりでなく、エンジニアとしての人間力が試されます。そこもまた、この仕事の魅力なのですね。

  • 製造技術の魅力に開眼したTPSとの出会い

    • 入社して3年目、エンジン製造の最終工程となる組み付けラインの改革を任されました。ラインの中心となる、部品を流し作業をするコンベアの新規開発でした。ラインの核となる機能だけに、求められる性能も多種多様。生産技術などの他部署のエンジニア、ラインに携わる作業員、設備メーカーなど様々な意見を織り込んで開発を進めました。悪戦苦闘のすえ、従来よりも格段に性能のよいラインを開発することができました。
      その成果はもちろんですが、私はこの開発で自分の人生観が変わるような大切なものを学びました。それがTPS(トヨタ生産方式)。「かんばん」や「自働化」などTPSを象徴する有名な言葉はたくさんありますが、それらはあくまで手段であって、その目的はもっとずっと深いところにあることを体感したのです。このTPSの考え方は学べば学ぶほど面白くて。また、上司がとても熱心な人で、業務時間外に勉強会を開いてくれたり、休日には自宅に招待してもらい、教えていただきました。
      じつは私は、それまでエンジンの設計に携わりたいという想いが強かったのです。しかし、TPSに出会って気持ちは大きく変わりました。設計よりも、このまま工場で製造技術という仕事を突き詰めていきたいと。スパッと心が決まりました。

  • 海外での仕事スタイルを肌で学ぶ

    • その翌年から1年間、研修生として中国に駐在しました。海外での仕事のやり方と語学・文化を学ぶのがその目的。広州の工場で品質改善活動などの仕事に取り組みながら、週2回中国語の語学学校に通いました。
      語学はともかく、仕事については日本での経験もあってそれなりに自信があったのですが、すぐに壁にぶつかりました。日本と同じような感覚でついつい自分で仕事を抱え込んでしまい、ある日手伝ってもらおうと中国人スタッフに頼んだら「これはあなたの仕事でしょう」と怒られてしまった。考えれば無理もない話ですね。途中までひとりで勝手に進めていて、あとは頼むということですから。それからは仕事のスタイルをチェンジしました。品質改善活動でも現地のスタッフが自分で考えて答えを出していくように導きながら、みんなと一緒に取り組みました。この時に学んだ仕事の進め方は、海外とのやりとりが多い現在の業務でも大いに役立っています。もちろん、語学も上達しました。今では、現地との電話やTV会議は中国語で会話しています。

  • オーストラリアでの新規生産ラインの立ち上げ

    • 現在、オーストラリアでの新規生産ラインの立ち上げを担当しています。この生産ラインの立ち上げは、まず工程設計からスタートします。安全に品質よく安くエンジンを製造するために、現地の条件に合わせて最適な工程をプランニングし、必要となる設備を検討します。次に、設備ごとに製品の評価を行います。ここまでが国内での作業。そのあと各設備を船便で現地に送ります。そして現地で一貫したラインとして組み上げ、テストと調整を積み重ねてラインオフ。現在、国内で評価を行っているところで、もうしばらくするとオーストラリアへの出張が続きそうです。

  • エンジニアとして、人間としての成長を実感

    • 私たち製造技術の仕事は、生産ラインを組み立てて完了というわけではなく、むしろそれからが本番です。改善すべきテーマは、それこそ毎日のように見つかります。設計のような仕事では自分のアイデアがモノとして形になるまで長い歳月が必要。しかし、製造技術なら長くても1~2年ですぐに成否がわかります。成功すれば大きな手応えがあるし、失敗ならばすぐに次のアクションを考えられる。PDCAのサイクルがとても速くて、それがひと回りするたびにエンジニアとして、あるいは人間としての成長を実感できる。それが私にとって製造技術の一番の魅力ですね。将来的には海外に駐在して仕事をしてみたいという思いもあります。中国の研修での最終日、送別会でのこと。現地スタッフのみんなが別れを惜しんでくれて、感涙してしまいました。また中国に駐在するのも楽しそうだと考えています。

column


エンジンの生産ラインを海外で立ち上げる場合の標準的なスケジュール。益田は現在、オーストラリアでの新規生産ラインの立ち上げを担当しており、まもなく現地での作業がスタートする予定だ。


※先輩社員の所属部署は、2013年取材時のものです。

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